新商品の開発会議に5つのコンセプト案が並びましたが、どれで進めるかを決める材料がなく、「自分はこれが好き」という主観のぶつけ合いになっていました。モニター調査に出すと結果まで約2ヶ月かかり、開発スケジュールには間に合いません。かといって調査なしで1案に絞るのも、あとで振り返れる根拠が残らず不安が残ります。
5つのコンセプト文を、購買行動の異なる3つのターゲット層(日常的に菓子を買う層/たまに買う層/贈答目的の層)に提示し、購入意向・魅力に感じた点・引っかかった点を一斉に聴取しました。反応が層で割れた案については、その場で同じAI生活者に追加のデプスインタビューを行い、「なぜそう感じたのか」まで掘り下げています。
3日で全案の比較データが揃い、どの層にも一定の支持がある2案に絞り込めました。絞り込みの過程で、ある案は「おいしそうだが値段が高そう」という価格の引っかかりが購入意向を下げていることが見え、コンセプト文の打ち出し方を修正。次の検証に進む案を、会議での合意を取りながら決められました。
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