AI生活者調査について、商談やお問い合わせで実際にいただくことの多い質問を30問にまとめました。できることだけでなく、現時点で扱えない範囲についても正直に書いています。導入を検討される際の判断材料としてお使いください。
テーマによって差があります。日用品や食品など生活に密着したカテゴリでは、実際の調査結果と傾向が一致しやすい一方、専門性の高い商材や新規性の高いカテゴリではずれが大きくなります。当社では導入前に、お客様の過去調査データと突き合わせて一致度を確認していただくことをおすすめしています。
国勢調査などの統計分布に合わせてパネルを設計したうえで、自社の音声インタビューアプリ「ポイトーク」で集めた一次データを回答の裏づけに使っています。さらに実際の調査データとの突き合わせによって、継続的に検証と補正を行っています。
起こり得ます。生成AIは知らないことでも文章として成立する回答を作れてしまうため、根拠のない回答が混じるリスクは構造的に存在します。当社では一次データを参照させることでこの傾向を抑えていますが、ゼロにはできません。回答の絶対値をそのまま信じるのではなく、案どうしの相対比較として使うことを前提にしてください。
完全に同一にはなりません。ただし集団としての分布は条件を揃えれば安定します。個々の回答の揺れではなく、パネル全体の傾向を見る使い方を想定しています。
影響します。生成AIの学習データはインターネット上の情報に偏りがあるため、発信量の少ない層の声は再現されにくい傾向があります。当社が一次データを接続しているのはこの偏りを補正するためですが、補正しきれない領域は残ります。
苦手な領域です。パネル全体の多数傾向は再現しやすい一方、母集団の数パーセントにあたる少数派の実態を正確に捉えるのは困難です。少数派の深掘りが目的であれば、実在の対象者へのインタビューをおすすめします。
可能です。過去に実施された調査と同じ設問をAI生活者パネルに投げ、結果の一致度を確認していただけます。導入前の判断材料として、この検証をおすすめしています。
あります。味覚や触感など身体感覚を伴う評価、専門知識を前提とする商材、発売実績のない全く新しいカテゴリ、価格の絶対値の受容性などは、AI調査だけで判断するのは避けてください。これらは人間調査で確認すべき領域です。
アンケート形式の一括調査と、個別のデプスインタビュー形式の両方に対応しています。アンケートで全体傾向を掴んだうえで、気になる回答者に追加のインタビューを行うこともできます。
当社で設計します。調査の目的をお聞きしたうえで、設問の設計から当社で対応します。既にお持ちの調査票をそのまま実施することもできます。
3〜5営業日です。簡易調査は最短3営業日、標準調査と拡張調査は5営業日で納品します。従来のネットリサーチが2〜4週間かかるのに対し、短い期間で結果を見て次の検証に進めます。
1件ごとにご依頼いただけます。調査は1件単位でお受けしており、月額制ではありません。人の調査より費用と期間を抑えられるため、複数案の比較も繰り返し実施しやすくなっています。
年代・性別・居住地といった基本属性に加え、価値観やライフスタイルの軸でも分析できます。ただしセグメントを細かくするほど該当する回答者数が減り、傾向の安定性は下がります。
対応可能です。既存の顧客データや過去の調査結果を反映させたパネル設計についてはお打ち合わせでご相談ください。
ExcelとPowerPointです。全プランにExcelの集計表が付き、選択肢ごとの回答分布とセグメント別のクロス集計を確認できます。標準調査以上では、分析結果をまとめたPowerPointのレポートも納品します。
分布データとセグメント別の結果をそのまま資料に転用いただけます。ただし投資判断の最終根拠としては、人間調査との併用をおすすめしています。AI調査は候補の絞り込みに使い、最終確認は実在の生活者のデータで裏づける進め方が安全です。
1件10万円からです。簡易調査10万円〜、標準調査20万円〜、拡張調査35万円〜の3段階です(税別)。サンプル数と設問数に応じてお見積もりしますので、お打ち合わせにてご説明いたします。
ありません。調査1件ごとに費用をいただく形式で、月額制ではありません。サンプル数や設問数を追加する場合を除き、見積もり以外の費用はかかりません。
ありません。1件単位でお受けする調査のため、単発からご依頼いただけます。
可能です。まず30分ほどのお打ち合わせで御社に合わせた調査形式を伺い、そのうえでトライアルをご案内しています。
サンプル数と設問数です。この2点でプランが決まり、クロス集計の本数や御社データの反映などの追加分を足してお見積もりします。
プランの上限を超える場合です。サンプル100名ごとに5万円、設問10問ごとに3万円、クロス集計1本ごとに1万円がかかります。御社データの反映は20万円〜で、いずれも着手前にお見積もりします。
一般消費財に比べると精度は下がります。当社のパネルは生活者を対象に設計しているため、企業の購買意思決定プロセスの再現は現時点では得意領域ではありません。BtoB商材での活用をご検討の場合は、事前にご相談ください。
現時点では国内市場を主な対象としています。海外市場については一次データの蓄積が十分でないため、精度を保証できません。
価格帯どうしの相対比較であれば参考になりますが、「いくらなら買うか」という絶対値の判断には向きません。価格は実際の家計状況や競合の店頭価格に強く影響されるため、最終的な価格決定は実地の調査で確認してください。
できません。実際に口にする、手で触れるといった身体感覚を伴う評価は、AI生活者では扱えない領域です。この用途には会場調査(CLT)など実物を使う手法をご検討ください。パッケージデザインの印象やコンセプト文の受け取られ方であれば対応できます。
表現の受け取られ方の確認などには使えますが、規制対象となる広告表現の適法性判断には使えません。法令面の確認は専門家にご相談ください。
併用を前提とした使い方をおすすめしています。AI生活者で案を絞り込み、残った案を既存の調査会社の本調査にかける流れであれば、本調査の回数を抑えながら検証の回数を増やせます。
置き換えられません。AI生活者の回答は実在の生活者の反応そのものではないため、最終的な投資判断を全面的に委ねる使い方には向いていません。絞り込みの工程を速く安くする手段として位置づけ、最終確認は人間調査で行う組み合わせが、現時点で最も確度とコストのバランスが取れます。
検証したい案と、過去の調査データがあればそれをご用意ください。過去データがあれば、同じ設問で一致度を確認したうえで導入を判断いただけます。特に準備がなくても、30分のお打ち合わせから始められます。
手法そのものの違いについてはAIペルソナ調査サービスの4分類、他の検証手法との比較は新商品コンセプトの検証方法6つで解説しています。